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鴨川ホルモー / 万城目学
「鹿男あをによし」も読んでいないのに、こっちを先に手にしてしまった私。たんに、図書館で予約で借りられたから、こちらを読んでみる次第。鹿男はドラマのほうでは予想がつかない展開でけっこうワクワクしてたんだけど、こちらの作品はどんな感じなんだろう、と何気に期待は大きかったり。
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。

京都が舞台なのは、同じ頃に借りた「夜は短し・・・」と同じなのだろうけれど、こちらのほうが読んでてしっくりくるのはなぜだろう?茶巾絞りのようなオニは、映画のCMを見たのでなんとなく思い浮かぶけど、それを知らなければ思い浮かばない。以前は年に一回は京都に行ったものだけれど、あの街だったら、こういう出来事がおきてもおかしくないかも、と思ってしまった。しかし、主人公、どれだけプライド高いのよ?(苦笑)、と思ったのは私だけでしょうか;

万城目 学
角川グループパブリッシング
¥ 540
(2009-02-25)
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| 国内その他【ま行】 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦
図書館で借りた作品はこちら。去年の11月の初めに、はじめてネットからの予約というのをやってみた。ついつい、Amazonな感覚でいると、いけませんね。そんなにすぐに借りられませんわね(笑)。自分だって、返却日ぎりぎりまで持ってるんですもん。そう、これから返しにいきますですよ。
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下賀茂神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど、先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する”偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。

まぁ、確かに「恋愛ファンタジー」でしょう。私が読んでて感じたのは二次元的、薄っぺらいなぁ、ということ。比較の対象としてどうか、と思うけど、昔読んだ星新一の世界みたいに思った。まぁ、ファンタジーだしね。ドタバタコメディだと思えばね。買わずに借りたということで満足か。気になってた作品だっただけに、物足りなさはあるかな。

森見 登美彦
角川グループパブリッシング
¥ 580
(2008-12-25)
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| 国内その他【ま行】 | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
天を映す早瀬 / S・J・ローザン
香港には行ったことがない。上海ならあるんだけど。中国というだけで、食べ物が美味しそうなイメージがあるものの、上海での印象は食べ物の印象が薄かったり。むしろ、博物館とかごちゃっとした街並みとか。それも都会な部分しか見ていないから、日本とそう変わらない気がして。もう、何年前になるんだろう。
ニューヨークの私立探偵リディアと相棒のビルは、仕事で香港を訪れていた。依頼されたのは、形見の宝石を故人の孫である少年に渡すだけの簡単な仕事。初めての海外に、リディアは興奮を隠せない。だが、たどりついた少年の家は何者かに荒らされ、少年は誘拐されていた。銃も持てず、探偵免許も通用しない異国の地で、ふたりが巻き込まれた事件の結末は?

あきらかに怪しい人が怪しいと思わないのが不思議(笑)。まぁ、外堀から埋めていったと思えば、最後にたどりつくんだろうけどね。しかし、香港が舞台なわけで、中国人だらけなはずなのに、どうにもせいぜいチャイナタウンくらいにしか感じられなかった私。想像力が足りないのでしょうか;

S・J・ローザン
東京創元社
¥ 1,218
(2006-11-18)
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| S・J・ローザン | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
QED 神器封殺 / 高田崇史
前作の熊野の延長ですね。この作品では観光案内が少ないので(笑)、どっぷりミステリにつかれるというか。むしろ、前作は、この作品の前振りのためにあったのでは?などと思ってしまったり。そしてまた、この作品から新しい登場人物がスピンオフしていくわけで、熊野編はちょっと面白いですよ。
毒草師を名乗る男・御名形史紋と熊野で出会った薬剤師・桑原崇。病院のオーナーが何者かに日本刀で惨殺されるという事件に端を発し、謎は古代日本へと広がる。崇と史紋が突き当たった重大な謎を解く鍵は、三種の神器と古の神々を祀るべく日本全国に散らばる神社にあった。

いやー、地図にして目でわかるようにしてもらうと、すごい面白いですね。殺人事件よりもよっぽど面白い(笑)。ただ、これがなんらかの形で正式に証明されたわけではなく、小説の中での解説なので、正論かどうかがわからないのが、もどかしい(笑)。まぁ、正論じゃなくても、面白ければいいのかもしれませんけど。でも、それにどういう意味をもたせているのかがわかると、もっと面白く読めるんじゃないか、とか思っちゃうんですよねぇ。・・・だったら自分で調べろ?いやぁ、それはまた別の話で・・・;

高田 崇史
講談社
¥ 800
(2009-05-15)
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| 高田崇史 | 11:27 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ワーキング・ホリデー / 坂木司
坂木さんの作品というと、ミステリなイメージのほうが強かったのだけれど、この作品はミステリというよりも父子&お仕事物語。確か、これの前に読んだのが歯医者さんが舞台で、今回は宅配便。タイトルの「ワーキング・ホリデー」から、海外にでも行くのかと思ったんだけど(笑)。
「初めまして、お父さん」。元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の爆弾発言で一変!突然現れた息子と暮らすことになった大和は宅配便ドライバーに転身するが、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で・・・!?

「日常の謎」系なのかもしれませんが。謎よりも父子の関係のほうがクローズアップされているせいで、ミステリ風には感じません。それを期待してはいけません、はい(笑)。突然、目の前に自分の子供だというのが現れても、素直に認められないもんじゃないかと思うんですが、この大和くんは認めちゃったわけですね。それだけ、母親である彼女の存在が大きいってことなんでしょうか。転職しちゃうくらいだしね(笑)。

坂木 司
文藝春秋
¥ 650
(2010-01-08)
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| 坂木司 | 11:02 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編) / 大崎梢
やったー。年を越せたー(笑)。どうにも、読後の感想を書く本ばかりがたまってきてまして(苦笑)。言うほどでもないですが。つい、図書館で借りた本なんていうのもあったりすると、当然返却日もあるわけです。メモだけでもしとかなきゃ、と思いつつ、ぎりぎりまでやっておかないという。自分で自分の首をしめてます。はい(^^;
駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。彼女の勤める地元の老舗書店に幽霊が出るようになり、おかげで店が存亡の危機にあると知らされた杏子は、アルバイトの多絵とともに信州へ赴いた。だが幽霊騒ぎだけでなく、27年前に老大作家が弟子に殺された事件をめぐる謎までもが二人を待っていて・・・

このシリーズ、相方も気に入っている作品。前作も面白く読んだけど、今回は長編。舞台が自分たちの勤めている場所ではないという、ちょっと「日常の謎」からはずれてしまうのは、残念。なんでも首をつっこんでいくパターンに違和感を感じるほうなのだけれど、杏子の引きすぎな感覚のほうに、おいおい少しぐらい前向きに行こうよ、とか思ったり(笑)。なんとなく、過去の殺人事件のほうが、昔の推理小説な雰囲気(香りとでもいうか)を醸し出しているような気がした。

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| 国内その他【あ行】 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋 / ローラ・チャイルズ
まるで、某ファンタジーのタイトルのような感じですが(苦笑)。確かに秘密の小部屋は出てきますけど、なんだろう、ちょっと印象が薄いんですよね。最初のほうで出てきてしまうからかしら?それと。毎回、お茶の名前をつけたタイトルを考えるのも大変だわねぇ(笑)。
美しいバイオリンの調べと、美味しい紅茶を味わう優雅なひと時。コンサート会場に選ばれたのは、古いヴィクトリア様式の豪邸・・・。かつて病院や葬儀場として使われていたという、暗い歴史をもつ邸宅だ。それでも、すべてが順調に運んでいたその時、地元の名士が何者かにナイフで刺殺され、会場は騒然!まさか屋敷の呪い!?

今回もセオドシアたちが出張サービスしたお茶会での出来事なわけですが、この手のコージーの定番で、前作などに登場していた人物が殺されるというパターン、安易に感じるのは日本人だから?(苦笑)。そうそう人殺しなんてのは起きないのが一般的な感覚なんだけど、まぁ、それをいっていたらミステリは成立しないわけで(苦笑)。読み手に連想できないミステリの謎ってのはどうなのよ?と思う私。まぁ、コージーなんだから、とあきらめるべきなんでしょうけどね(笑)。

ローラ チャイルズ
ランダムハウス講談社
¥ 840
(2008-12-10)
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| ローラ・チャイルズ | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
カモミール・テイーは雨の日に / ローラ・チャイルズ
実際のところ、カモミールティーは、イライラしたり、興奮したり、緊張した時に、気持ちを鎮めリラックスさせてくれる鎮静効果の高いハーブだったりする(「HERB BIBLE」/ 双葉社 より参考)。リンゴのような香りがして、ハーブティーの中でも比較的飲みやすいかも。でも、雨の日にこだわる必要ないと思うんだけどー(笑)。
拍手喝采に包まれ、雨の朗読会もいよいよ終盤。大トリを飾るのは、エドガー・アラン・ポーの詩だ。ところが最後の一節に入ったその時、雷鳴ととみに一発の銃声が!殺されたのは、セオドシアがわずか数分前にお茶をさしいれたばかりの相手だった・・・。

この作品も余計なところに顔をつっこんでしまう主人公セオドシアなわけで(苦笑)。これこそがコージーミステリの典型なんでしょうけどね。今回は恋人ジョリーとの関係の変化が大きいかな。所詮、男は自分についてくる女性がいいわけねぇ、とか思わせる。最初の頃のジョリーのイメージと、ちょっと違うんだけど、大きな仕事を任されるとそうなっちゃうのかねぇ。所詮、本心は・・・ってことなのかもね(苦笑)。

ローラ チャイルズ
ランダムハウス講談社
¥ 840
(2008-05-10)
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| ローラ・チャイルズ | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
危ない夏のコーヒー・カクテル / クレオ・コイル
カテゴリーの編集が面倒になってきています(苦笑)。かといって、このままでいいとは思っていないので、時間をかけてやるしかないのでしょう。こんなに作るからだ、と言われればそうなんですが、やっぱり作家別のほうがいいかなぁ、と。ジャンルで分けてもよかったのかもしれませんけど、それじゃ、少なすぎません?(笑)
夏季限定で、高級リゾートの出張バリスタをつとめることになったクレア。魅惑的な大人のコーヒー・カクテルで、豪華なパーティーを盛り上げる。うっとりするような花火も終わり、つぎに待ち受けているのは、山のような後片付け!なのに、姿をくらませてしまった頼れるスタッフを探すうちに、とんでもないものを見つけてしまい!?

「ひと夏の恋」とよく言いますが、今回のクレアもちょっぴりかじる感じ(笑)。まぁ、別れた旦那とよりを戻す気がないんだもの、いくらでも恋をしてもいいはずですもの。しかし。この本からですかねぇ。どうも、なんでそういう余計なことするの?と思うシーンがちらほら。相方曰く、そうしなきゃ話が進まないんでしょ、ごもっとも(笑)。でもねぇ、もうちょっと描き方ってないのかなぁ、と思ってしまう。なんだか強引すぎませんかね。私の好みが変わってきたのかなぁ;

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| クレオ・コイル/アリス・キンバリー | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
QED -ventus- 熊野の残照 / 高田崇史
これまた2年近く手にとっていませんでしたね、このシリーズ(汗)。ついまとめて読みたくなるんですよねー。一気に読む爽快感?・・・というわりに、一気には読んでません。えへ。そうそう、「ventus」というのがなんなのか、気になってはいたものの、調べもしなかったんですが、今回感想を書くにあたり、ちゃんと解説のところまで読みました(笑)。
人には言えないある理由から、故郷・熊野を捨てた26歳の薬剤師・神山禮子。何かに衝き動かされるように参加した熊野旅行で、彼女は・・・。後鳥羽上皇たちは、なぜ苦行の熊野詣でを繰り返したのか?牛王宝印にかけられた呪と、八咫烏の正体とは?

今回の作品がなんとなく違う感じなのは語り手というか中心になる視点が神山禮子だからだろう。彼女の身に起きたこと自体、想像の範囲内であったし、正直、聞き覚えのある展開のような気がしないでもなかった。しかし、うらやましい。熊野は一度は行って見たい場所ではあるんだよねぇ。

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| 高田崇史 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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